パソコンが遅くなった(重くなった)時の対処法

メモリ不足に陥ったら、とるべき手段は?

 

パソコンがメモリ不足だと、どうなるのでしょうか? そもそもコンピュータは積んでいるメモリ容量以上のアプリケーションを動かすことはできませんでした。けれど、それでは不便なので、メモリがたりなくなるとあまり使われていないメモリの中身をHDDに待避(スワップ)させ、メモリを空けることができるように進化してきたのです。

 

この仕組みによって、メモリが少ないパソコンでも多くのアプリケーションを動作させることができます。しかしHDDはメモリより遅いため、スワップが発生するとパソコン全体の動きが遅くなるというわけです。HDDアクセスランプの頻繁な点滅はスワップが原因であることが多く、そのたびにパソコンの動きが遅くなっているはず。

 

この状況を解消するには、メモリを増設するにかぎります。劇的にパソコンのパフォーマンスは改善されるでしょう。ただし、とくにノートパソコンの場合は最大メモリ容量を確認すること。場合によってはメモリスロットが1つしかなく、すでに埋まっている場合もあります。

 

メモリの増設が不可能ならチェックポイント3にもどって、たくさんのメモリを使っているが必須ではないアプリケーションを起動させないようにしましょう。ムダなソフトを止めるだけでも、パソコンの動きは格段に速く軽くなります。